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簡単にできる目の疲れの予防と対策
新型コロナウイルスが引き金となり、テレワークや自宅学習の時間が劇的に増加しました。
そのため、パソコンでの作業時間が増加し目の疲れをうったえる人が増えているようです。
そこで今回は「目の疲れの予防と対策」についてチェックしていきたいと思います。
目の疲れの予防法
1 適度に小休憩をとる
モニターを長時間にわたって見ると目に大きな負担がかかります。
少なくとも1時間に10分程度の小休憩をはさみましょう。
遠くを見たり、目の疲れをほぐす体操やツボを押して目を休めるとスッキリとします。
2 まばたきをしっかりする
仕事や勉強に集中するとまばたきを忘れてしまいがちです。
意識的にまばたきの回数を多くしましょう。
そうすることで、目の周りの筋肉をストレッチできますし、また涙の分泌を増やすこともできます。
3 モニターと適正な距離を保つ
画面と目の距離は40cm以上離すようにしましょう。
また、画面が自分の目より上の位置にあると上目使いの状態になり、より一層目が疲れやすくなります。
そのため、ディスプレイの上辺が目の高さより下になるようにすることをお勧めします。
画面の大型化で、目線が上だという人は、机や椅子の高さを調整して、視線がやや下向きになる工夫が有効です。
4 ディスプレイを適切な明るさにする
パソコンの画面は明るすぎず暗すぎず、ちょうどいい照度に調整しましょう。
ポイントは画面と手元の書類やキーボード周辺の明るさとの差がなるべく小さくすることです。
明るさの差が激しいと瞳孔が動いてしまい、目が疲れてしまいます。
Windows 10のノートパソコンの場合、タスクバー右側の「アクションセンター」をクリックして、「明るさ」スライダーでの調整が可能です。
スライダーが表示されないデスクトップPCなどの場合は、モニター本体のボタンで調節してください。
もしくは、Windows 10の「スタート」より「設定」をクリックします。
「Windowsの設定」画面が開くので、「システム」をクリックして「システム」画面に遷移してください。
左ペインで「ディスプレイ」を選ぶと、ディスプレイの明るさをスライダーで変更可能です。
また太陽光の光にも気をつけてください。
画面にあたり、光が反射すると目に負担がかかります。
太陽光が画面に当たらない場所に移動するか、窓にブラインドやカーテンをつけるなどして、常にパソコン画面には光が当たらないようにしましょう。
5 ある程度の湿度を保つ
乾燥は目に大敵です。
加湿器を使い室内の湿度を適度に調節しましょう。
また、扇風機やエアコンの風が直接目にあたらないようにすることも目の乾燥を防ぐために大切なことです。
6 室内は暗すぎず明るすぎないこと
室内が暗いと目が疲れやすいことは知られていますが、実は明るすぎるのも目に負担がかかります。
「500ルクス以下」が良いとされています。
500ルクスは一般的な住宅の照明に相当します。
特にPC作業時は明るすぎる状態での作業はかえって目に負担をかけるので、全体的に室内は暗め、という心がけが大切です。
7 目に良い食事を心がける
トマト、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜やキウイ、いちごなどの果物、アーモンド、牛レバー、豚肉やまぐろの刺身など眼に良いとされる食品は沢山あります。
大切なのはバランスよく摂ることです。
主食、副菜、主菜、乳製品、果物の5つのジャンルをバランスよく食べましょう。
目の疲れ対処法
1 目を温める
目を温めるのは疲れ目解消に効果的です。
温めることで血行が良くなり、目の筋肉の緊張が緩和してくれます。
蒸しタオルやあたたかいシャワーを目に当ててあげると良いでしょう。
ただし、白目が赤くなる充血目には冷やすのが効果的です。
炎症や充血をおこしている目を温めるのは逆効果ですので、こうした場合は冷やした方が効果的ということもあるので注意しましょう。
2 目薬を適切に使用する
目の乾きや不快感を解消してくれるアイテムといえば、目薬ですよね。
ただし目薬には裸眼用とコンタクトレンズ用があります。
商品によってさまざまな成分の違いがあり悪い影響を与えることもあるので、状況に応じた適切な使い分けが大切です。
★目薬の正しい使用法
・手を洗う(清潔に)
・ゆっくり一滴落とす(容器の先が目頭に触れないように)
・まばたきをせず、目をつぶる
・目頭を軽く押さえる(鼻や喉へ流れるのを防ぐ)
・2種類以上の目薬を使用するときは5分以上の間をあける
3 病院で診察を受ける
視力の変化を知るためにも、定期的に眼科に行くことは大切です。
視界のかすみやぼやけ、頭痛など、目の疲れ以外の症状が続いたときは、白内障、緑内障、網膜障害などの重い疾患が隠れている場合もありますので、病院で診察を受けましょう。
目の不調を放置すると肩こりがひどくなったり、体全体の疲労につながる場合もあるので、早めに眼科へ行くことをおススメします。
まとめ
近年、目を酷使して眼精疲労に悩まされている方が増加傾向にあります。
そしてその原因と対策を理解していない方も少なくないのが現状です。
手軽にできる対策法は多々ありますので、眼精疲労の原因を知り、適切な予防と対策を行って快適な毎日を過ごしましょう。
お役立ち情報⇒知っておきたい、肩こり対策