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職場を変える!オフィスで『ほめる文化』を育てるための実践ガイド

職場での雰囲気が重苦しい、なんとなくやる気が出ない・・・・・・・そんな状況を変えたいと思ったことはありませんか?
その解決策の一つとして、職場に「ほめる文化」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「ほめる文化」とは、日々の仕事や成果、さらには努力に対して感謝や称賛を積極的に伝える職場環境を指し、この文化が根付くことで社員同士のモチベーションが向上し、より良いチームワークが生まれるだけでなく、離職率の低下といった効果も期待できます。
この記事では、ほめる文化が根付かない職場の特徴やその改善方法、そして効果的なほめ方のコツを具体的に解説します。職場の雰囲気を明るくしたいと考えるリーダーや社員の方にとって、今日から実践できるヒントが満載です!

■ ほめる文化が根付かない職場の共通点
1.フィードバックが批判的になりがちな職場
 多くの職場で見られるのが、改善点ばかりを指摘するフィードバックの習慣です。
 例えば、上司が「ミスを減らすためにはどうすればいいか」に重点を置きすぎるあまり、「今回の取り組みで良かった点」に目を向ける機会を失ってしまうことがあります。このような環境では、社員は「どれだけ頑張っても怒られる」という感覚を持ちやすく、自己肯定感が下がりがちになると言われています。

2. 個人の成果が注目されにくい環境
 特に大企業や大規模プロジェクトでは、チーム全体の目標達成が強調されるあまり、個々の社員の努力や成果が埋もれてしまうことがあります。
 例えば、「売上が達成された」ことに注目しても、それを可能にした小さな努力(例: クライアントとの良好な関係を築いた、資料を綿密に作成したことなど)に光が当たらないと、社員は「何のために頑張っているのか」と疑問を感じることになります。

3. 「ほめる」ことが軽視される風潮
 日本の職場では、「ほめることが甘やかしになる」と考えられることも少なくありません。
「仕事はできて当たり前」「プロとして評価されるのは結果だけ」という風潮が根付いている職場では、ポジティブなフィードバックが少なくなりがちです。しかし、実際には努力を認めたり称賛したりすることが、結果的に大きな成果を生むことを見逃している可能性があります。

■職場での「ほめる文化」を作る具体的な方法
1. 日常的な小さな成功を見逃さない
 まずは、大きな成果だけでなく、日々の小さな努力や成功にも目を向けてみましょう。
 デッドラインを守った、会議で有益な意見を出したなど、これらの小さな成功を認めることで、社員は自分の努力が価値あるものだと感じ、さらなる意欲向上につながります。

2. ポジティブなコミュニケーションの促進
 日常のコミュニケーションにおいて、ポジティブな言葉遣いを心がけます。
「でも」「しかし」より「そして」「その上で」を使うことで否定的な接続詞を避け、肯定的な流れを作ることができますし、相手の意見や感情を引き出す質問をするオープンクエスチョンを活用することで、より深い理解と共感が得られます。
 ポジティブなコミュニケーションは、職場の雰囲気を明るくし、社員同士の関係性を強化します。

3.リーダーシップの役割
 リーダーやマネージャーは、ほめる文化を推進するキーパーソンです。リーダー自身が積極的にメンバーをほめることで、他の社員もそれにならうことも少なくなく、リーダーが率先してほめる文化を育てることで、組織全体にその風土が浸透します。

■まとめ
 「ほめる文化」は、誰もが幸せに働ける環境を作り出す原動力です。小さな努力を積み重ねることで、職場全体がよりポジティブで魅力的な場所に変わります。今この時から、ほめることを実践し、職場に変化をもたらしてみませんか?