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オフィスワーカー必見!快適なオフィスライフを送れる花粉症対策

春先になると多くの人が悩まされる花粉症。特にオフィスワーカーにとっては、仕事の集中力を奪われたり、同僚とのコミュニケーションに支障が出たりと、業務への影響も大きいものです。
「鼻水が止まらない」「目がかゆくてパソコン画面が見づらい」「くしゃみが続いて会議に集中できない」――こんな経験はありませんか?
花粉症の症状がひどくなると、仕事のパフォーマンスが低下し、日常生活にもストレスを感じやすくなります。
本記事では、オフィスワーカーができる花粉症対策を「職場」「通勤」「生活習慣」の3つの視点から解説します。

花粉症に悩む男性

■オフィスでできる花粉症対策
オフィスは外と違って花粉が飛び交う場所ではありませんが、服や髪に付着した花粉を持ち込んでしまうことが大きな原因になります。ここでは、職場環境を整えて花粉の影響を最小限に抑える方法を紹介します。
1.空気清浄機の活用
花粉を除去できる高性能フィルター(HEPAフィルター)付きの空気清浄機を設置すると効果的です。特にデスク周りに小型の空気清浄機を置くと、直接吸い込む花粉を減らせます。
また、花粉は乾燥した空気中で舞いやすいため加湿器で【湿度50~60%】を保つと飛散が抑えられます。加湿器を活用しながら、のどの乾燥も防ぎましょう。
2.デスク周りのこまめな掃除
花粉はホコリと一緒にデスクやキーボードに溜まりやすいです。ウェットティッシュで1日1回拭き掃除をすると、花粉を減らせます。
出社時に上着や髪に付着した花粉をオフィスに持ち込まないよう、玄関や更衣室で軽く払ってから入室しましょう。
3.花粉を持ち込まない工夫
コートやジャケットは専用のカバーをかけるとよいでしょう。花粉が付きやすいウール素材のコートは、職場ではビニールカバーをかけて保管するのがおすすめです。
また、静電気を抑える帯電防止スプレーを衣類に吹きかけると、花粉が付きにくくなります。特にスーツやパンツにおすすめ!

会社に空気清浄機を置くオフィス

■通勤時に気をつけるべきポイント
オフィスに花粉を持ち込む大きな原因は通勤中に衣類や髪に付着する花粉です。通勤時の工夫で、職場での花粉症の影響を大幅に減らせます。
1.花粉が付きにくい服装を選ぶ
花粉は表面がザラザラした素材に付着しやすいため、ウールやフリースはNG。ポリエステルやナイロンなどのツルツルした素材のアウターを選ぶと、花粉が落ちやすくなります。
髪にも花粉が付着しやすいので、ロングヘアの方はまとめ髪にすると花粉がつく面積を減らせます。
2.マスクとメガネで花粉の侵入を防ぐ
花粉症対策には不織布マスクが最も効果的。顔に密着するようノーズワイヤーをしっかりフィットさせ、隙間を作らないようにしましょう。
目のかゆみ対策には、花粉カット率が高い花粉症対策メガネが有効です。コンタクトの人は、花粉が目に入りにくくなるワンデータイプを使うのもおすすめです。
3.帰宅時の花粉対策も忘れずに
帰宅時は玄関に入る前に、コートやジャケットを軽く払って花粉を落としましょう。室内に持ち込む花粉量を減らすことが大切です。
顔や髪にも花粉が付着しているため、帰宅後はすぐに洗顔とうがいをし、目薬で目を洗うのも効果的です。
通勤時のちょっとした工夫で、オフィスでの花粉症の症状を軽減できます。

花粉症対策でマスクをするオフィスワーカー

■ 食事・生活習慣で体質改善!
花粉症の症状を根本から和らげるには、免疫バランスを整えることが重要です。日々の食事や生活習慣を見直すことで、花粉に負けない体を作りましょう。
1.花粉症に効果的な食べ物・飲み物
ヨーグルトや発酵食品は腸内環境を整えると、免疫バランスが改善されアレルギー症状が和らぐとされています。ヨーグルト、納豆、キムチなどを積極的に摂りましょう。
サバやイワシなどの青魚に含まれるEPA・DHAには、アレルギー反応を抑える作用があります。週に数回、魚を食べる習慣をつけると効果的です。
2.免疫力を高める生活習慣
睡眠不足は免疫機能を低下させ、花粉症の症状を悪化させます。7時間以上の睡眠を心がけ、寝る前のスマホは控えめにしましょう。
また、適度な運動は自律神経を整え、花粉症の症状を和らげます。ウォーキングやストレッチを取り入れると効果的!

■まとめ
花粉症はオフィスワーカーにとって集中力や仕事の効率を下げる厄介な存在ですが、ちょっとした工夫で症状を軽減できます。
無理なくできる対策を少しずつ取り入れ、春を快適に過ごせるよう工夫してみてください。

フレックスタイム制とは?時差出勤と同じ?

厚生労働省の推進する働き方改革により多様で柔軟な働き方ができる制度として注目されている「フレックスタイム制」「時差出勤」ですが、その明確な違いは知らない人も多いのではないでしょうか。
就業開始時刻を変えられる点ではフレックスタイム制と時差出勤は同じですが、実は大きな違いがあります。その違いを理解しておくと、より自分に合った働き方を見つけるヒントになりますのでチェックしていきましょう。

オフィスワーク

■フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制とは決められた期間(清算期間)の中で、定められた総労働時間の範囲内において、労働者が始業や終業の時刻を自由に決められる制度です。
文字通り「Flex(フレックス)=柔軟」な働き方ができることが最大の特徴で、日本では1988年4月から導入されました。自由に働けるといっても、ある程度決まりごとがあります。その決まりごとの代表例が「コアタイム」と「フレキシブルタイム」になります。

・コアタイム:労働者が必ず出勤しなければいけない時間帯(業務の共有などをするため)
・フレキシブルタイム:労働者が出勤・退社時刻を自由に設定できる時間帯

総労働時間は、週単位や月単位で設定されているケースが多くみられます。なお、フレキシブルタイムやコアタイムの設定は必須ではありません。すべてフレキシブルタイム(スーパーフレックス制度)で運用している企業もあります。細かなルールは会社ごとに異なるため、事前にきちんと確認することが大切です。

■フレックスタイム制のメリットとデメリットについて

より自由になることによるメリットもありますが、業務遂行が複雑化してしまうデメリットもあります。

フレックスタイム制のメリット
1ワークライフバランスがとりやすい
業務とプライベートの状況に合わせて1日の労働時間を決めることができますので、個々のライフスタイルに合った働き方ができます。例えば、子どもを保育園に送った後に会社に出勤する、体調不良の時は早めに退勤し病院に寄るなど、自由に組立ることができます。

2メリハリをつけて働ける
出勤・退勤時間はバラバラになるため、周囲に気を遣う必要がありません。同じ就業時間内で働いていると、皆が帰っていないのに帰宅しにくい雰囲気ってありますよね。その点、フレックス制度では、周りに気を使うことなく決められた時間に出勤して、決められた時間に退勤することができます。

3 時間を有効活用できる
始業や終業時間を自由に設定できるフレックスタイム制では、通勤ラッシュ時を避けて出退勤ができます。
また、業務が忙しくなる時間やクライアントに合わせて勤務時間を決めることができるので効率的に業務をこなすこともできます。

フレックスタイム制のデメリット
1コミュニケーションをとりづらくなる
出勤・退勤時間や勤務時間がバラバラになるため、業務だけではなく休憩時間でのやり取りが希薄してしまい、コミュニケーションをとる時間が少なくなる可能性があります。
また、取引先や外注先などの社外とも時間が合わず、連携に支障が生じることがあります。

2自己管理をする必要がある
出勤・退勤時間だけではなく、業務の優先順位やトラブル対応など各自でこなさなければいけないことが多くなります。そのため、時間にルーズで自己管理がにがてな方の場合、逆に生産性が落ちることもあります。

3 ルールが曖昧だとトラブルが起きやすい
フレックスタイム制はその柔軟さゆえに、会社と労働者の間で認識違いが生じやすいです。また、企業側が制度を正しく理解しておらず、間違った運用や取り決めが原因でトラブルにつながることもあります。

★トラブルの例

・コアタイム無しと聞いていたが朝礼ミーティングの参加は必須だった
・繁忙時期だと希望の時間に退社できないケースがある
・残業代についての取り決めが不明確で算出が適切ではない(深夜残業や休日出勤が加算されないなど)

■時差出勤とは?

時差出勤とは、一日の実働時間を決めて、その中で労働者側が出退勤時刻を選択するという制度です。通勤ラッシュが問題視されていることがきっかけで定められた制度です。8時~17時、9時~18時、10時~19時など、あらかじめ会社が決めた勤務時間のパターンの中から、好きな勤務時間帯を選ぶことができます。ただし、1日あたりの労働時間の調整はできません。
この部分が、フレックスタイム制との違いになります。1日あたりの労働時間の長さが毎日同じですので、頻繁にスケジュール調整をする必要はありませんし、それまでのペースや方法を変えることなく業務を進めることができます。

■時差出勤のメリットとデメリット

フレックスタイム制と同様、時差出勤も利点だけでなく、人によっては難点と感じる点もあります。両方の視点から整理しておきましょう。

時差出勤のメリット
1通勤時の負担軽減
時差出勤の一番大きなメリットは、満員電車での通勤を避けられることです。
学生や会社員など多くの人が移動する時間帯での通勤は非常にストレスになります。
通勤ラッシュから解放されることで、生産性もアップするでしょう。

2 生活スタイルに余裕ができる
子どもを保育園に預けてから出勤する育児中の人や、ジムで運動するため早めに帰宅したい人などにとっては、仕事とプライベートの両立がしやすくなる点もメリットといえそうです。

時差出勤のデメリット
1時間管理が難しくなる
それぞれの勤務時間にズレがあるため全員がそろう日中の時間帯にしか会議ができない、ほかの人が仕事をしている時間に帰るのが気まずいということが起こりがちです。

2生活リズムが狂う
会社に指定された時差出勤のパターンがいくつかあると生活リズムが狂ってしまうこともあります。
朝7時に始業する日と、朝9時に始業する日が混在すると、その日によって起床時間もズレるため生活リズムの変化に体がついていけないことがあります。

■おわりに
新型コロナウイルスの感染拡大からフレックスタイム制や時差出勤の注目度が高まりました。生産性向上だけではなく、感染リスク軽減による観点からも必要な制度ですね。今回ご紹介した内容や注意点を参考に、どれが一番ご自身にあった制度か検討してみましょう。