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小さな変化が大きな未来に!オフィスで始めるエコライフ

地球温暖化や資源の枯渇といった環境問題が深刻化する中、私たち一人ひとりが日常生活でできるエコ活動が注目されています。特にオフィス環境は、エネルギー消費や廃棄物の発生が多いため、改善の余地が大きい場所だと言われています。
多くのオフィスでは、膨大な量の紙や電力が消費され、ゴミが排出されています。このような現状を少しずつ改善することで、地球環境への負荷を軽減するだけでなく、企業にとってもコスト削減やイメージアップといったメリットが!本記事では、誰でも気軽に取り組めるオフィスでのエコアイデアを具体的にご紹介します。

■ペーパーレス化の推進
紙の消費量が多いオフィス環境において、ペーパーレス化は最も効果的なエコ活動の一つです。デジタルツールの普及により、紙を使用せずに仕事を進めることがますます容易になっています。
1. デジタル資料の活用
 紙の資料を印刷する代わりに、デジタル形式で共有することを習慣づけるのも効果的と言えます。例えば、会議資料をPDFにしてメールやチャットツールで共有すれば、印刷コストを削減できますし、クラウドストレージ(例:Google Drive、Dropbox、Microsoft OneDriveなど)を利用することで、簡単に文書を保存・共有でき、さらに共同編集も可能です。
2. 電子署名ツールの導入
 契約書や申請書などに紙を使用するケースがまだまだ多いですが、電子署名ツールを導入することで、紙の使用量を大幅に減らせます。Adobe Acrobat SignやDocuSignなどのツールを使えば、署名のために印刷したり郵送したりする手間も省けるでしょう。
3. 印刷が必要な場合の工夫
 どうしても印刷が必要な場合は、①両面印刷をデフォルト設定にする、②文字サイズやレイアウトを調整して用紙を節約する、③再生紙やFSC認証(森林管理協議会認定)の紙を選ぶなどの方法で環境負荷を減らすことも可能です。

■オフィス内の電力消費削減
オフィスで使用する電力は、照明、コンピュータ、空調など、多岐にわたります。これらの電力消費を少しずつ削減することで、環境負荷&コスト削減にもつながり一石二鳥!
1. 不要な電気のこまめな消灯
 オフィスの照明は意識しないと無駄に点灯し続けることがあります。①昼間は自然光を活用、②人感センサー照明の導入、③最後の人が消すルールの徹底などのような工夫が、無駄な電力を削減できるポイント。
2. エネルギー効率の高いLED照明を導入
 LED照明は、従来の蛍光灯や白熱灯に比べて大幅に消費電力が少なく、寿命も長いのが特徴です。一度導入すると、長期的にはコスト削減効果も期待できます。また、LED照明は明るさや色温度を調整できるタイプもあり、快適な作業環境を維持しながら省エネを実現できると言われています。
3. 節電モードを活用したPCの運用
 デスクトップPCやノートPC、プリンターなどのオフィス機器には、節電モードが搭載されているものが多くあります。また、長時間PCを使わない場合、自動的にスリープモードに移行するよう設定しましょう。

■ゴミの分別とリサイクルの意識向上
オフィスで発生するゴミは、紙、プラスチック、食品容器など様々なためこれらを適切に分別し、リサイクルを促進することで、廃棄物の削減と環境への負荷軽減が実現します。
1. ゴミ箱を分別可能な形に整備
 まずは、オフィス内のゴミ箱を「分別が簡単にできる形」に整備することが大切です。ゴミ箱の配置を工夫し、コピー機や給湯室などゴミが出やすい場所には特に分別のルールが明確なゴミ箱を置くのがおすすめです。
2. 食品ゴミの処理方法を工夫
 オフィスの休憩室や給湯室では弁当の容器やペットボトル、食品ゴミが多く発生します。オフィス内のコーヒーマシンや飲み物の提供サービスでは、使い捨て容器を廃止し、リターナブル(再利用可能)なマグカップやタンブラーを使用する取り組みも効果的です。
3. リサイクル活動を促進する仕組みづくり
 リサイクルを職場全体で習慣化するためには継続しやすい仕組みを構築することが重要です。リサイクル業者と連携し定期的に回収してもらう仕組みを構築したり、オフィスでどれだけの廃棄物がリサイクルされているかを数値化し、社員に報告することでモチベーションを高める方法も効果的です!

■まとめ
地球環境のためにできることは、一見すると大きな課題に感じるかもしれません。しかし、オフィスでの日常業務の中で小さな変化を積み重ねることで、大きな成果を生み出すことができます。これまでご紹介した活動はどれも無理なく実践できるものばかりです。
大切なのは、「すべてを完璧にやろうとしないこと」。まずは、今日から取り組める小さな一歩を踏み出してみましょう。