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聞く力で職場を変える!アクティブリスニングの効果と実践法【知識編】

現代のオフィス環境では、コミュニケーションがますます重要視されています。会議やメール、チャットツールを通じて情報が飛び交う中で効果的なコミュニケーションが仕事の効率や成果に直結することは、誰もが実感していることでしょう。しかし、ただ言葉を交わすだけでは十分ではありません。ここでコミュニケーションの質を高めるために欠かせないスキルが、今回紹介する「アクティブリスニング」です。

アクティブリスニングを実践する女性

アクティブリスニングとは、相手の話をただ聞くだけでなく、積極的に理解しようと努めるリスニングの技術です。これは、話し手の意図や感情を正確に受け取り、応答を通じて相手にその理解を示すことを目的としています。
単に耳を傾けるだけではなく、言葉の裏にあるニュアンスや感情を読み取り、適切に対応することで、相手との信頼関係を築けると言われています

今回は、
◎知識編:アクティブリスニングが職場でなぜ重要なのか、そしてどのようなメリットがあるのか
◎実践編:アクティブリスニングのオフィスでの活用方法、アクティブリスニングをオフィスに根付かせる方法

を2週にわたって、オフィスでの【アクティブリスニング】の存在意義についてたっぷり深堀りしていきます。

 

■アクティブリスニングのメリットと重要性
職場でのアクティブリスニングがなぜ重要なのかを理解するためには、まずコミュニケーションがどのように職場の環境や生産性に影響を与えるかを考える必要があります。
オフィスワーカーにとって、コミュニケーションをとることは業務の遂行やチームとの連携において不可欠ではありますが、すべてのコミュニケーションが効果的であるとはかぎりません。
特に、情報の一部が正確に伝わらなかったり、誤解が生じたりすることで、業務の効率が下がるケースが多々あります。ここでアクティブリスニングが大きな役割を果たすのです!

(1)効果的なコミュニケーションの基盤
アクティブリスニングは、効果的なコミュニケーションの土台を築くものです。相手の話を深く理解し、その内容に対して適切に反応することで、相手に「自分の意見が尊重されている」と感じさせることができます。
これにより、信頼関係が強化され、オープンな対話が促進されます。

(2)誤解やミスコミュニケーションの防止
職場でのミスコミュニケーションや誤解は、重大な問題を引き起こすことがあります。指示が正しく伝わらなかったり、期待が共有されなかったりすることで、プロジェクトの遅延やミスが発生することも珍しくありません。
アクティブリスニングを実践することで、こうした誤解を未然に防ぎ、不明点をクリアにすることで、業務の円滑な進行を確保できるのです。

(3)従業員のモチベーションとエンゲージメントの向上
従業員が自分の意見や考えがきちんと聞き入れられていると感じることは、彼らのモチベーションに直結します。アクティブリスニングを通じて、リーダーや同僚が自分の話に真剣に耳を傾けていると感じると、従業員は自分が職場で尊重されていると認識し、仕事に対するエンゲージメントが高まります

 

アクティブリスニングを実践する男性オフィスワーカー

 

次回はいよいよ実践編!お楽しみに!